11月5日にサザンアイランド、「閉店」の全真相で報じたように、同社は今、行列のできる新宿キャバクラ店から地元で長く愛されるブランドへの転換を進めている。その一貫で2016年春頃に一気に同グループのキャバクラ店を20店弱ほどを閉店した。 これまで社内的にも、一般人の持つイメージとしても、行列ができるキャバクラ店というイメージが強烈だった。同社は新宿や歌舞伎町など、都心の一等地に大型店を出店。広域から集客する大型店と、供給を受ける小型店の2種類を展開していた。

サザンアイランドの挽回策は?

 当初は大成功を収めた戦略だったが、東京のキャバクラ店の流行の移り変わりが早く、ブームはやがて下火になっていった。にもかかわらず、サザンアイランドグループは各地への出店を継続。以前ほど行列ができなくなっていたのに、店作りや接客は「いかに早く顧客をさばくか」「お客を楽しませるか」という点に重点を置いてきた。

 こうした路線が行き詰まり、収益は低迷。ピーク時には東京都内で64店舗を展開していたが、大量閉店によって2016年3月期は純損失8.1億円を計上している。店舗数は、今年9月末で46店舗にまで減少した。

 この失敗をバネに、サザンアイランドグループは全面的な戦略転換に乗り出している。これまで店舗が新宿、歌舞伎町、渋谷、六本木、上野、池袋に出店ならざるを得なかったのはキャバクラ嬢の多さという問題が大きい。